春の雪

 2014-03-29
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八幡平周辺も今週初めから一気に「春モード」に切り替わりました。パフパフに降り積もっていた雪が暖気にさらされるとどうなるか?ズブズブの湿雪いわゆる「腐れ雪」になります。新雪或いはこしまり雪までの積雪が湿った軟らかい雪へと変わり、歩くと股まで潜りスキーも滑らない悪雪と化します。
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急斜面は湿雪が玉状になって崩れ落ち、湿雪の上っ側20cmぐらいが面でズルズルと滑り落ちたところも。その上斜面にテンションがかかる場所には深い亀裂が入り、地面から解けて一気に全部崩れ落ちることも珍しくありません。
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この冬の八幡平は本当によく雪が積りました。つい先日ドライパウダーを滑った斜面、今日見たら縦に溝(積雪内に流水溝が出来る)が入り黄砂でモカパウダーをまぶしたような塩梅になっていました。この「腐れ雪」がザラメ状態になるには放射冷却で朝冷えるか雨が降って凍るかしないと、というところですね。ザラメ雪は良く滑ります。
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庭からの定点観測。外輪山下の雪が飛ばされ黒くなってきました。盛岡から見ると鷲形が出ているのでしょう。春です。
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去りゆく八幡平の冬

 2014-03-24
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「今日がラストパウダー」と思いながら、春分を過ぎた昨日もまた極上のパウダースノーが楽しめました。アスピーテライン冬期ゲートからスタート時には茶臼岳も見えていたのに、尾根に取り付くと雪が降り出しおまけに風も出て茶臼岳山頂では飛ばされるほど。しかし風の当たらない斜面は別世界。おそらく「今季ラストパウダー」となるでしょう。
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今日は高気圧が南に張り出し朝から青空しかし山は爆風。高気圧の縁にあたっているようです。向かい風に悩まされながら八幡平樹氷原を目指します。恵比須森の稜線上にはすでに裸になったアオモリトドマツが並んでいました。
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森の中は風がそれほど吹き抜けてはいませんが、雪を纏った樹は容赦なく揺すぶられくっついていた雪の塊が分解していきます。樹氷の崩壊は春先の強風も引き金になります。
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源太森付近は地吹雪で視界がなくなりがち。痩せたり傷ついたりしたモンスター達が「春のエネルギー」におっ立てられてなんだか「冬の亡霊」のようですネ。やがて樹氷が分解し吹っ飛び崩落して、黒黒としたアオモリトドマツに戻るのももう間近です。帰りは風が収まってきましたが、風紋やサスツルギが行く手を阻みガタガタの悪雪滑走を強いられました。
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春分、八幡平は春まだ遠くーーー

 2014-03-21
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昨日通過の南岸低気圧が湿った雪を降らせ、春分を迎えたというのに山麓は再び冬景色となりました。八幡平は乾いた雪に覆われていましたが春に降る雪は落ち着かず、多様な雪崩に気をつけなくてはなりません。積雪を観に行くと「ツィツィジャージャー」黒いベレー帽のハシブトガラに会いました。
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山に入るとまだ冬の様相。この冬の八幡平の積雪量は相当なものでした。3月に入っても吹雪が続き、雪庇も巨大化して内部構造は随分と複雑。怪物の口の中という感じです。そんな中、アスピーテラインの除雪作業がすでに始まっています。まずは雪崩や落石の巣窟地帯の下を掘って作業の安全を図るようです。
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紺碧の空!8日振りの茶臼岳

 2014-03-17
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3月半ばに入っても雪が降り続いた八幡平。御在所のアスピーテライン冬期ゲートも支柱までほぼ雪に埋まり、茶臼岳周辺の斜面も雪が吹き溜まってすっかりなだらかになってしまいました。先週の日曜に晴れて以来の穏やかな青空、なんと8日振りです。
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八幡平県境付近の樹氷も健在。というかここ10日くらいで更に成長した感じです。ほんとによく吹雪きましたから。でも明日からは気温も上がりそうですから、この景色もあと何日持つのか?
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茶臼山荘から荷降ろしをして下ります。正午、日差しは強いものの標高1500m付近の斜面はちょっと締まった粉雪状態。この時期にしては上々の滑走が楽しめました。
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先週は毎日天気予報とにらめっこ。「晴れマーク」も当てにならず、薄曇りの日が一日だけで撮影隊には厳しい天候でした。2週間通してまともに晴れたのは何日?因みに撮影最終日は生憎の「高曇り」。素人考えでは山もかろうじて見えるし何とか良いかと思いましたが、撮影となると、うーーんッという状況。でも雪質がとても良くて、滑っているときは何もかも忘れて(一瞬でしたが)楽しんでしまった我々サポート隊でした。
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八幡平も春めいた青空!

 2014-03-10
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ここ3日間の吹雪も収まり、昨日(日曜)の八幡平周辺は予想外の良いお天気となりました。御在所に上がってみると、嵐で風の強かった様子が見て取れました。吹溜りが分厚くなり雪庇も大きく伸びています。そうかと思えば風の通り道はガリガリの氷の斜面そして風紋も刻まれていたり。でも日差しは確実に春めいて雪も幾分重めでした。
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好天に感謝しつつ、火曜日からの撮影後半の下見に茶臼岳まで足を伸ばしました。八幡平樹氷原も一望!その後茶臼山荘に立ち寄ると、冬期出入口も完全に埋まり掘り出すのに一汗。山荘の中も換気口から見事に雪が吹き込み西側の板の間は積雪5cm。ちりとりで除雪する始末。撮影で一泊する予定ですが「陵雲荘」と違って寒そうですよ。明日の山は風が強そうですし覚悟しなければ。
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微笑んでくれた樹氷原

 2014-03-07
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いよいよ「冬の八幡平」のTV撮影初日、夜明け前に集合場所へ。岩手側の八幡平山麓は西風が残り、未明に降った雪がうどん粉をまぶしたように道路に広がっていました。何やら晴れそうな予感。秋田側に回り後生掛温泉から登り始めると、すぐさま新雪を纏った焼山が姿を現しました。なんと「快晴」です。
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重荷を担いでの6人パーティー。春めいた日差しで汗を絞られます。低気圧接近の前の「静けさ」が何時まで持つか?樹氷原は撮らせてもらえるのか?6人全員が同じように願いながら黙々と登ります。お昼過ぎに八幡平頂上到着。かろうじて岩手山の存在も確認できました。このくらい見えれば「良し」としなければ。贅沢を言ったらキリがありません。
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天候悪化の兆しがあったのも束の間、なんと急激に空が薄青く開けてきました!一同、陵雲荘避難小屋に急ぎ大荷物を置き、絶景を求めて樹氷原を彷徨いました。夕暮れにかけて、これでもかという表情を見せてくれた八幡沼周辺。その妖艶な風景の中で、「日常」が去り、時間の観念も消滅。
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翌日は未明まで星空、早朝には細かい雪が降り出し南寄りの風も出てきました。もはや視界が得られないので一時撤退、後生掛温泉に着く頃は湿り雪になり、濡れたザックがずっしり肩に食い込みましたが、樹氷原撮影が順調に進んだ安堵感でいっぱいでした。昨日から予報通り猛吹雪、来週また撮影の後半戦です。お邪魔させてくださいと山の神様にお祈りして。
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氷の世界

 2014-03-03
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先週の日曜の秋田側からの八幡平樹氷探訪はただただ白い霧の世界でしたので、昨日は岩手側(アスピーテライン冬期ゲート)から再アタック。初めはガスが去来していましたがその後晴れて青空。しかしこのところの暖気、日照、雨と三拍子揃ってしまい、雪面は何処もガリガリ状態でした。シールで登るのも一苦労ということでスキーアイゼンを装着。体力温存と時間短縮との理由をつけて。茶臼山頂もメレンゲ菓子のデコレーション風。
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黒谷地から先でもアオモリトドマツが樹氷化しておらず(先日の風雨で半壊した)源太森手前で一寸傷んだモンスターたちが現れました。残念ながら岩手山頂き付近が雲の中。源太森の標柱もガリガリのエビの尻尾
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源太森から急に風が冷たくなり、気温も2℃程降下。ここから見る八幡沼周辺の眺めは格別です。陵雲荘避難小屋や秋田側からの登山者の姿もよく見えます。源太森から緩く下り陵雲荘に到着。『ヘンゼルとグレーテル』のお菓子の家ですネ。
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メレンゲ菓子の甘さも結構好きです。中南米で暮らした頃、誕生日や祝い事の時、丸や長四角の大きなケーキが登場、定番はピンクや薄緑、水色といった食紅たっぷりのパステルカラーのメレンゲクリームに覆われたタイプです。そのケーキの甘いこと甘いこと!一切れが特大、そしてかき回してもカップの底に砂糖が残るほどの甘いコーヒーが添えられているのでした。DSCF1012.jpg
鮑のようなエビの尻尾もガチガチです。今年の樹氷モンスターは大きめで立派でしたが、このところの暖かさでかなり脆くなってきていました。一日にして崩落することも珍しくない樹氷原、来週まで何とか落ちないでと祈るばかり!
今日はお雛祭り。硬い雪面に「石楠花のお雛様」発見!
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