暴れ者の低気圧

 2014-01-30
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1月後半になって寒波が弱まりお天気が不安定になってきました。1月というのに山麓にも雨が降り、その後は猛吹雪となるパターン。一昨日も津軽海峡の上のあたりを通った低気圧が大暴れをしていきました。午前中に雪がどんどん積り前も見えない程に。近所の猫、クロも「霜降り」状態!ですがなんのその、食べることに常に集中です。
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一晩中吹雪いて日が昇ると今度は地吹雪。降り積った雪が風下に移動して吹溜りました。クロちゃんのお家もこの日は屋根しか見えません。夕方まで吹いて雪はすっかり硬くなってしまいました。秋田の山で遭難のニュース、今回の低気圧は山で行動不能になる典型的なタイプと思うのですがーーー樹林帯の中でさえ一寸先も見えなくなりますからねえ。
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いつものスズメたちも「おねだり」です。クロちゃん親子やその父親の大きなブチ猫が我が家の周りをウロついているので、その隙間を狙ってスズメたちが「食堂」にやってきます。
今日は真っ青な空が広がりました。でも強風になる予報。9時頃車で山に向かうと、岩手山から裏岩手に連なる稜線に雪煙が上がりだしました。八幡平鉱山跡の雪原からの雪が吹溜り通行できずでした。その後、飛ばされるような南風が吹き荒れ気温が上がり、夕方から雨が降り出しました。そしてまた吹雪の週末?
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樹氷原は霧のベールの中

 2014-01-26
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樹氷原が存在する場所は限られていて、蔵王、八甲田、森吉山、八幡平の4地域。樹氷自体は高い山の稜線で見られるのですが、「樹氷原」となると条件(気象、地形、植生)が揃わないと出来ないのです。アイスモンスターの芯となるアオモリトドマツの森が樹氷原を作っていて、この森は亜高山帯に広がっているので冬に見に行くのはなかなか大変。八幡平以外の樹氷原へはロープウェイなどで見に行けるのですが、ここ八幡平は歩いて雪を漕いでやっと辿りつける所。昨日は茶臼岳の頂から遠目に眺めようと登ったのですが、またもやガスが出てしまって何も見えず。残念!
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年末からずっと続いていた冬型がとうとう緩み、ふわふわだった新雪も風に叩かれすっかり固まってしまいスキーの操作も難しい雪質。谷の中を滑り降り、分厚い雪庇の張り出しに肝を冷やしました。恵比須沢の沢筋に降りると日が差して妙に暖かい空気。夜には山麓でも雨が降り出しました。
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お日様の恵み

 2014-01-22
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「盛岡っ子」だった小学時代、一冬に2回か3回竜ヶ森(スキー場)で滑ったものでした。花輪線に乗って平館あたりまでは雪が少なく心配していると、岩手松尾(現在松尾八幡平)駅から様子が変わり竜ヶ森トンネルを抜けるとすっかり雪雲の中、細かい雪が絶え間なく降っているのでした。竜ヶ森の「信号所」は駅舎もプラットホームも無く廃車の客車が待合所。スキー場までの吹きさらしの雪道をスキーを担いで、父や兄に置いていかれないよう必死に歩いた記憶が蘇ります。
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昨日は午前中ちょっと日が差して、豪雪に埋もれた松川の上流沿いも心なしか春めいていました。南側の斜面の新雪は重くなりボロボロと崩れ落ち、ヤマガラのツーツーピーの声、そして「雪虫」(セッケイカワゲラ)もすでに行動開始していました。
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森の中の「良い斜面」を探して歩きます。ゴーゴーと吹雪く日でもブナの森は静かで遊ばせてもらえますのでその偵察。源太ヶ岳が見えていましたが雪雲がまた出てきました。松川大橋から見えるのは黒倉山まで。その後雪が降り出し、雪虫たちも一匹残らず姿を消してしまいました。
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蔓の芸術

 2014-01-18
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雪の助けを借りて、裏山の峡谷を覗いてみました。雪が無いと到底踏み込めない大藪エリア。ミズナラやクサギなどの中低木広葉樹と蔓性植物、中でもクズは手に負えません。アスピーテラインの道路脇ですが夏はクマ様も出没します。この冬は標高600~700m辺りでも雪が多く藪を気にせずに散策出来ます。アラベスクを想わせる蔓の芸術に見とれます。
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こちらは天然の「道標」、折れた枝に巻きついた蔓がこしらえたもの。斜面西側下からザーザーと沢の音、覗いてみると結構な側壁の峡谷が続いていました。御在所から続く赤川です。鉱山が操業中は黄銅色だったのでしょうね。
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沢筋の地形も複雑、山麓に近いのですがこんな所にハマり込むと出てこれなくなりそう。以前、もう少し上の方で写真を撮りに入った人が命を落としたとか。なるほどこの斜面から転げ落ちるとそうなるかも、怖い怖い。アスピーテライン側から眺めるとごく平凡な山並みに見えるのですが。
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今週も山は降ったり吹雪いたりの日が多く、雪も着実に増えています。しかし山麓で最低気温がマイナス10度以下になるという程の寒さではなく、雪を蓄えた山の斜面は重みに耐えかねて、すでにあちこち大きな亀裂ができ始めています。
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予報どおりの「寒い冬」

 2014-01-14
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この冬は岩手山北側の定点観測(庭から目視)がなかなか出来ません。来る日も来る日も雪雲の中、先程ちらりとその姿を見せてくれました。雲の流れが速く人を寄せ付けない厳しさを漂わせています。
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このところの寒波でまた一段と雪が増えました。西風も強く、風下には雪庇や吹溜りが成長して崖も斜度が大分緩やかに。八幡平御在所のあたりで早3m近くの積雪です。昨日も山に入りましたが、重たい雪に覆われ登りも滑走もスキーの先がなかなか雪面に出ず、ただただ雪漕ぎに終始しました。
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今日も、昨日の続きの厄介な雪質、風で表面が締まり踏み込むとズブリとスキーが飲み込まれます。山裾の雪野原で穴を掘って積雪の具合を観ました。薄日が差していましたが西風が強くゴーゴーと山が唸り、カメラのシャッターを押す指が凍ってしまいそうな寒さ!
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「昔々、スキー場があったとさッ」

 2014-01-09
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お正月ツアーでお越しのお客様、八幡平御在所は10年振りくらいとのこと。浦島太郎の気分を味わったことと思います。観光ホテルも「いっぷく茶屋」(ゲレ食)もリフトも、そして昨秋の台風で第2ゲレンデへの道路も完全決壊してしまい、何ーんにも失くなったという感じです。今あるものは、冬も暖かくきれいで臭くないトイレ、廃業したユースホステル、原発事故で蘇った地熱の掘削施設そしてゲレンデ跡に育ってきたダケカンバなどの木々たち。
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スキー場が失くなった今も入山者は結構います。登った分だけ滑れますが、雪崩もあるし冬山対応装備で入ります。さて本日の予報では今季一番の寒波が来つつあるようで、登り出しは青空でしたが怪しい雲や西寄りの風が出てきました。屋棟岳下見も早めに行動したほうが良さそう。二人で黙々とスキー場跡を登ります。
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ミニ樹氷が並んでいる茶臼岳稜線もあっという間に雪雲の中、大黒森も北西風が強くなってきました。屋棟岳コースの樹林帯へ逃げ込みホッと一息。静かなアオモリトドマツの森を歩き、まだフカフカの雪が残っている屋棟山頂から一気に滑ります。カモシカの足跡を横切り、夏は人の通行を拒む大藪の沢筋を抜けて第1ゲレンデ跡に出ました。
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ふり返ると滑り下りた屋棟岳が霞んで見えます。撤去しないで残っているリフトの支柱は遺跡のようですね。ここから再びシールを付けてひと気のないゲレンデ跡を登り御在所駐車場に戻りました。リフトが動いていた頃は「屋棟岳コース3周滑り」などと欲張っていたのでしたーーー今はもう昔話。
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「仕事始め」にやっと一息!

 2014-01-06
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八幡平は元旦からずっと雪降りです。正月中は休まずにスキーガイドの毎日、山のご機嫌を伺いながらのコース設定で気を緩められず。「仕事始め」の本日、ガイドは休業。でもいつものように山に向います。生憎の吹雪、緩い地形を辿って茶臼岳参り。目の先5mかそこらの視界でしたが、山頂の背の低いコメツガ群がすでに樹氷化したのを確認。天を仰ぐと、限りなく吹き飛んでくる雪の粒の彼方に弱々しいお日様が透けて見え、やがてまた真っ白な世界に戻りました。新雪の斜面と降る雪との境が認識できない危うい感覚の中での滑走、真綿の如く軟らかい「極上パウダー」。ひと冬に何度もは味わえないな、と思いながら滑り続けたのでした。
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吹雪の年明け2014

 2014-01-02
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2014年元日は湿っぽい雪が絶え間なく降り、とうとうお天道さまが拝めず。
三が日二日目は気温が下がり山麓も吹雪きました。下倉スキー場から一歩出ると70~80cmの降りたての雪と今降っている雪がごちゃまぜになって渦巻いています。サングラスは内側から凍り付き深雪を漕いでも汗も出ず。録画しておいた映画『八甲田山』を昨日二人して久々に観たのですが、今日はその中の主人公になっているみたいでした。(ちょっと大袈裟?)雪雲が途切れ一瞬弱々しい太陽が覗きました。2014年初日の出!「あけましておめでとうございます」
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