ゴーゴーたる流れの焼切沢

 2013-03-31
DSCF5808.jpg 4月を目前に寒気が入り、晴れても山の雪が緩まない週末。新雪がなく雪も硬く大方安定しているとみて、沢筋のコースに入りました。残雪期限定のコース取りで夏道からは見られない景色が広がっていてとても新鮮です。お苗代湖、お釜湖を右手に見ながらカルデラの縁を辿りトドマツの林を登っていくと、突然オープン斜面が広がりました。2010年暮れの超豪雪での大雪崩で根こそぎ倒れた大木が累々と横たわっていますが、雪がそのあらかたを隠しています。
DSCF5788.jpg岩手山西側焼切沢は「七滝」を擁している沢、大地獄谷付近は水温が高く真冬でもゴーゴーと流れています。赤色の沢床と雪のコントラストが鮮やかで、思わず見入ってしまいました。午後、スキーで一気に「県民の森」に下ると、雪が少し緩んでいて春めいた日差しになっていました。DSCF5799.jpg
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カメラの師と茶臼岳漫歩

 2013-03-27
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昨日寒い雪が降った八幡平エリア、ラストパウダー滑走ができるかもと秘かに期待して、カメラの師匠と夫と3人で茶臼岳を目指しました。アスピーテラインの除雪も進んでいる様子、茶臼口あたりから作業の音がしています。DSCF5744.jpg
茶臼岳から県境への眺め、源太森周辺のアオモリトドマツも日差しをいっぱいに浴びてすっかり春の装いです。とはいえ山頂の風はまだ冷たく茶臼岳直下の斜面は乾いた新雪に覆われていて、束の間のパウダー滑走を味わうことができました。DSCF5760.jpg
春の雪を滑るのはなかなか難しく、瞬時に変わる雪質に翻弄されます。3日前にこの同じ「前山」の斜面で思いっきりやられ首がもげそうなほどの大転倒。今日は慎重を期しておとなしく滑り降りました。
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風と戯れる

 2013-03-23
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茶臼岳の鞍部までは春めいていました。茶臼山頂がたびたび雪煙に包まれるのを見てはいましたが、これほどの風とは思わず。ジャケットのフードを被りスキーアイゼンも着けて「さあ風よ来い」と張り切って登って行くも、ピークに手が届くところなのに身動きが取れない程の強風に捕まってしまうとは。「戯れて」などいられません。必死でこの爆風から逃れる努力をしました。硬いアイスバーンを滑り落ちないようにと。持ち物どころか自身が飛ばされないようにと。しかしこの風、もはや剣のように凍れる厳冬の風ではなく、気持ちのどこかで「愉しんで」いられました。風下側の斜面に逃げ込み「フーッ」と一息。昨日も今日も強風の吹き荒れる八幡平でした。
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雨パワー雪を解かす!

 2013-03-21
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1~2月の厳しい冬から一転、3月に入り何と雨の日が多いことでしょう。「一寒六温」と思えるくらい。確かに3月の山の雪質は冬と春が行ったり来たりでスキー滑走の技術が試される時期ですが、これほど雨が続くと滑るどころか雪自体が崩れて無くなってしまいそうです。すでに山の斜面のあちこちバックリと口が開き、地面が覗いています。DSCF5625.jpg
裏岩手連峰から流れ出る松川にも雪代が入り、緑褐色の激流と化していました。「下から解ける」と雪解けが一気に進みます。5日前に雪の精たちと遊んだ八幡平の樹氷原も、そっくり消えてしまったのでしょうね。
ところが今日は再び山麓も猛吹雪、夕方にやっと視界が戻るも、山からゴーゴーと木々の咆哮が収まりません。
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ファットな樹氷が健在だった八幡平

 2013-03-18
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このところ週末に嵐が続きおととい土曜も雪~雨~吹雪。しかし昨日は午前中早くに風も収まり抜けるような青空が広がりました。八幡平パークサービスセンターの特別保護地区パトロール(スノーモービル侵入対策)のサポートで岩手側から八幡沼周辺までスキーツアーの一日。もう崩落したかと思いきや源太森から先は樹氷が健在でした。八幡沼から西側の樹氷は丸々としていながらシャープなエビの尻尾も見事、厳冬限定のこの不思議な空間は時間の経つのを忘れさせます。DSCF5587.jpg
好天に誘われてか20台かそれ以上のスノーモービルが八幡平エリアでブンブンやっていて保護地区に入ってくるグループもあり、パトロールの必要性を感じる日でした。今冬は黒谷地付近は樹氷にならず。アオモリトドマツに混じってダケカンバが赤っぽくなり芽吹きの季節が近づいています。DSCF5508.jpg
山麓も春めいた色になってきました。我家から平庭~袖山高原方面もよく見えます。2年前の今頃、毎日重苦し思いでこの景色を眺めていました。震災前と何も変わらないこの眺め、でもこのずっと先の三陸の海岸線の姿を想うと、無常観と無力感とで胸が潰れました。今もそれが続いていますが。
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絶景再び!晴れ女に微笑む岩鷲山

 2013-03-14
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岩手山西側大規模雪崩の積雪調査初日(3/12)朝はガスが去来していた岩手山周辺も10時を過ぎるとすっかりその雄姿を露わにしました。雪深い十日町からお越しの雪氷研究者竹内女史は岩手山エリアの「晴れ女」と呼ばれるべく、今回の入山でも見事にそれを証明してくれました。DSCF5437.jpg
朝方のガスが、美しい霧氷の世界を演出してくれました。樹氷は終わり、芽吹きの季節が巡ってきます。DSCF5456.jpg
女性2名のパーティーは順調なペースで鬼ヶ城末端尾根「切通し」ポイントへ。鬼ヶ城と屏風尾根の頂点に聳える岩手山の頂、その下の斜面に刻まれる二つの大雪崩跡、そして真っ黒な米倉岩峰ーーー。しばしの間、調査に来ていることを忘れてこの景色に見入ってしまう女二人なのでした。
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予想を超える急激な雪解け

 2013-03-10
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今朝の山麓は、再び鉛色の空からザーッと音を立てて雨が降ってきました。3月に入って3度目の雨です。一昨日は山もかなりの降雨量で雪面に流水溝が出来る程。昨日は寒気が入って吹雪き、銀世界の中の七滝へトレッキング、氷爆の崩落は免れているもののその奥でゴーゴーと流れ落ちる音で冬が過ぎていったことを実感しました。DSCF5414.jpg
朝からの強い雨が昼前からアラレと雷に変り物凄い風。一旦解けた山も里も再び氷雪の世界へ戻りそうです。山のコンディションが読み難い時期に入りました。
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風雪のち春山の空・宮城蔵王

 2013-03-05
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3/2土曜から3日間、宮城蔵王でASTレベル1(カナダ雪崩センター公認)の雪崩講習会を受けに行きました。八幡平山麓出発の日は猛吹雪、クローズ直前の高速を走り抜け、集合場所のペンションアルファへ無事たどり着けました。2日目は澄川スノーパークでまだ風が強い中フィールドトレーニング、そして最終日は打って変わって晴れ。
寒気が去り穏やかな感じの雲も消え青空が広がりました。DSCF5332.jpg
ペンションアルファのワン君。犬橇を牽けそうな逞しさがありますが、なかなかフレンドリーでした!
最終日のフィールドトレーニングでは、日差しの降り注ぐ中、蔵王刈田岳まで足を伸ばしました。山形側の樹氷は健在、素晴らしいロケーションでしたが講習に集中していて撮影は出来ず。私を除くと講師も受講生も30代男性で、置いていかれないようにと必死なのでした(汗)。参加者全員がすっかり講習モードになっていて内容濃密でとても充実した3日間、今後の雪山活動を安全に行う礎にしなくてはなりません。DSCF5348.jpg
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